“つながらない時代”に、つなぐためのチームができた──販売の現場から始まった挑戦

こんにちは。株式会社STK商会 取締役のKです。

私はこれまで長年、国際物流の現場に携わってきました。コンテナ一本の動きから、海を越える調達、通関や輸送、現地交渉に至るまで、言わば「裏方として商売を動かす」ことを専門にしてきた人間です。

そんな私がいま、商社として、そして仕組みづくりの担い手として、新たなスタートを切っています。

今日はその経緯と、いま私たちが何を目指しているのかを少しご紹介させてください。

仕入れができない――コロナが突きつけた現実

発端は、

ネット小売を長年続けていた取締役Tが、仕入れ先の激減に直面していたのが始まりです。

Tの商売は堅実で、ユーザーにも信頼される店でしたが、コロナ禍を境に状況は一変しました。

卸業者の在庫は枯渇し、商品は廃版。値段は上がり、選択肢は減り、次第に「売りたくても仕入れられない」状態になっていったそうです。

Tは、以前から協働関係にあった取締役Sとこの問題について相談していました。

Sは、ITエンジニアとして大手製造業での経験があり、TのEC運営を裏から支えてきた存在。

ITの知識は豊富でも、海外仕入れや貿易の実務は未知の領域でした。

「海外から直接仕入れるしかないかもしれない」

けれど「どう動けばいいか全くわからない」

二人は何度も話し合ったそうですが、打開策は見つかりませんでした。

知人を介しての偶然の出会い

そんなとき、共通の知人を介して、私とSが出会いました。

物流や貿易の話になり、Sから現状を聞いたとき、私は直感的に「それなら動ける」と思いました。

物流の経験とネットワークは、私にとっては日常。けれど、それがない事業者にとっては、壁以外の何物でもない。

「だったら、つなげばいい。僕が物流を受け持つから、あなたたちは商品とシステムに集中してください」

そう話したところから、話は一気に進みました。

それなら、3人でやってみよう

T、S、そして私。

それぞれに専門分野は異なりますが、「現場の困りごとに真正面から向き合ってきた」という点では、共通した姿勢を持っていました。

Tは、小売業者としてお客様と真摯に向き合ってきた人。

Sは、ITで現場を効率化し、仕組みを作って支えてきた人。

私Kは、現場と現場をつなぐ物流の裏方として、動いてきた人。

誰か一人ではどうにもできなかった課題が、3人の視点を掛け合わせることで一つの“形”になりそうだと感じました。

そして、

「同じように困っている人たちのために、この仕組みを活かそう」

そんな思いから、私たちは株式会社STK商会を設立しました。

私たちがつくる“仕入れのインフラ”

当社がやろうとしていることは、単なる輸入代行や商社業務ではありません。

私たちは、**「小さな事業者が、大きな変化に負けずに商売を続けられるように」**という視点で、仕入れ・調達・物流・ITの仕組みをワンチームで整えようとしています。

安心して頼める海外製品の調達先

価格やロットで悩まない柔軟な交渉体制

国際物流の最適化(コスト、納期、安全性)

EC連携や在庫連動を含めたITシステム構築

そんな“あったらいいな”を、現実のサービスにしていきたいと考えています。

最後に

小さな事業者にとって、環境変化は命取りになります。

仕入れが不安定になった瞬間に、売上も信頼も失われてしまう。

けれど本当は、“正しくつながる方法”さえわかれば、その壁は乗り越えられると私たちは信じています。

「仕入れができない」「貿易の方法がわからない」

そんな方がいたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。

私たちは、実務の現場から生まれた会社として、実務の悩みに真摯に向き合っていきます。

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